2012.12.16  エロチカ-前-
冬も深まる12月の第三週、明日からは高校最後の冬休み。
父親は二週間の海外出張中、母親は婦人会の奥さま方と二泊三日の温泉旅行。
早々に推薦入学が決まった高校三年の一人息子など、放っておかれて然るべしだ。
こんなときには何かと世話を焼きに来る口うるさい幼馴染みも、同じく大学の決まった女友達と巨大テーマパークに出かけるらしい。
つまるところ、青峰にとって生涯になるものが何一つない。
恋人と二人きりで過ごすには、あまりにも出来すぎた環境だった。



「いいんですかね、家人の許可も得ずに泊まりなんて」
「なーに今更気にしてんだっつの。だいたい家人っつーならオレの許可があんだろ」
「……この場合はキミの親御さんのことを言うんですよ、アホ峰君」

呆れた表情を浮かべてみせるのが、精一杯の照れ隠しなのだと気付いたのはいつのことだったろう。
長く続いたわだかまりが解けた後、少しずつ距離を縮めて、青峰と黒子は高校二年の夏を待たずに縒りを戻した。
ぎこちないながらも恋人としての時間をもう一度重ね、今では事情を知る連中から迷惑がられるほどの蜜月期である。
春からは学部さえ違えど同じ大学の同じキャンパスで、同じ家で暮らすことが決まっている。
都心で家賃が高いからルームシェアをしたいと申し出れば、中学の頃から黒子を知る青峰の両親は諸手を挙げて賛成した。
同居相手が手の掛かる息子の手綱を上手く握ってくれる黒子となれば、反対する理由など一つも見当たらないらしい。
挨拶に来た黒子は「息子をよろしく」と青峰の父に母に代わる代わる頭を下げられて、後に「まるでキミをお嫁さんに貰うような気分でした」と語った。
まったく男前な言葉だが、青峰が嫁に行くのではなく黒子を嫁に貰うのだ、勘違いしてもらっては困る。
そう不満を口にすれば、そのときも黒子は呆れたように「キミは馬鹿ですね」と笑っていた。
黒子の両親の所へ挨拶に行くときには流石の青峰も緊張していたのだけれど、この息子にしてこの親ありとはさもありなん、一家揃ってマイペースな黒子の両親は「テツヤのご飯を気にしなくていいわね」「キミが一緒ならテツヤもきちんと食べるだろう」と、息子の少食ばかり気にしていた。
「テツの胃袋は任せてください」と宣言した結果、同居と称した同棲までに火神の料理特訓を受けることになったのは笑い話だが。


「それにしても美味しかったです、今日のご飯屋さん」
「おー、だろ?あれで昼間は割とOLとかリーマンも集まってくんだよ。夜も仕事帰りのおっさんとか結構いっから、今日は運が良かったな」

青峰が連れて行った小料理屋は、どうやら黒子のお気に召したらしい。
10人ばかりが掛けられるテーブル席と6席ほどのカウンター席しかない小さな店だ。
通りの裏手にある隠れ家的なその店を、桃井の街歩きに付き合っていたときに見つけたのだとはプライドが邪魔するので言えないが。
さすがにテツの好みを知り尽くしているなと、あのときは舌を巻いたものだ。
「ここならテツ君喜びそうだよ」と食事の最中に言っていたのは、まさか今日の日を予測してだろうか。
幼馴染みながら末恐ろしい女である。
ぶるり身を震わせた青峰に目ざとく気が付いて、「お風呂であったまってきたらどうですか」とすすめてくれた黒子は天使だ。
一緒にどうだと誘ったら腹に掌底をくらったけれど。


◇ ◇ ◇


「お風呂、ありがとうございました」
「おー」

大人しく一人で入った青峰が風呂を出た後、入れ違いに黒子が入浴した。
熱めの湯が好きな青峰だけれど、温泉が苦手な黒子のために風呂を出る前には少し湯の温度を下げておくのが中学の頃から変わらぬ習慣だ。
いつもはぬるめに沸かして黒子の後で温度を上げて入るのだけれど、風呂に入る順番が前後したときにはいつもそうしている。
ぽたぽたと神から湯を滴らせたままの黒子を手招き、ぽすりと素直に膝の間に収まってくれるのに頬を緩めて冷えたペットボトルを手渡す。
中身はいつものスポーツドリンクだ。
喉が渇いていたのだろう、青峰に背を預けながらの黒子が一口、二口とそれを口にした。
いつもは体温の低い黒子だが、湯上りのいまはぽかぽかと温かい。
湯冷めしたとまでは言わないけれど、体温の下がり始めていた青峰にはちょうどいい心地良さだった。
加えて、黒子が着ているのはその身丈に似合わぬぶかぶかな青峰のスウェットである。
どこもかしこも何もかもが自分に馴染むようで、思わずすりすりと懐く青峰に黒子が笑う。
まるで猛獣にじゃれつかれている気分だったからだ。

「くすぐったいです、青峰君」
「んー…」
「濡れちゃいますよ」
「…髪、乾かしてやっから、もっちょい」
「…ふふ、お好きに」

黒子の了解は得たとばかりに肩口に懐いていただけの青峰がぎゅうぎゅうと抱きしめてくる。
自分よりずっと大きな身体つきをしているくせに、案外淋しがりで甘えたがりなのだ、この青峰大輝という男は。
それでいて自分を甘やかすのも得意だからタチが悪いと、黒子はそう思う。
ひとしきり懐いた後、まるで小動物でも扱うような優しい手つきでタオルドライを施してくれるのがいつもの青峰だった。

「あっつくねぇ?」
「平気です」

自分は自然乾燥でいい、という青峰の髪は短いながらに直毛で、黒子のように跳ねたりしない。
ドライヤーなど滅多に使う機会がないくせに、一体誰で学んだのだか青峰が黒子の髪を扱う手つきは手慣れていた。
温風を吹きかけながら丁寧に梳るような指の動きが気持ち良くてとろとろとまどろむ。
青峰が何か話しかけてくれているけれど、二人きりのときだけに聞かせてくれる低くて甘い声はそれだけで心地良くて、ついうっとりと目を閉じてしまうのだ。

「こーら、テツ、寝んなよ」
「…ねてない、です…」

つんつん、と髪の束を優しく引かれて、突っ張るようなその感覚にうつらうつらと漂っていた意識が醒める。
甘やかすような拗ねるような色の声音は、「一人にするな」という青峰の我が侭だ。
ウィンターカップの前に与えられた二日間だけの安息日。
青峰に付き合って無茶ができるのは今日だけだ。わかっている。
青峰はどうも自分ばかりが求めていると勘違いしている節が見受けられるけれど、求めているのはこちらだって同じなのだ。
「泊まりに来ないか」と誘われたときから、大人しくひっついて眠るだけのつもりはさらさらなかった。


コトンとドライヤーを床に置く、そんな音さえもやけに響いて聞こえた。
ゆるゆると抱きしめていたはずの青峰の腕に俄かに力がこもり、黒子はふとすぐ真上にあるはずの青峰の顔を見上げる。
そうして見下ろす深い青色に、ぞくりと背を走るものがあった。

「………テツ、」

聞き慣れたはずの自分を呼ぶ声が、誘う雄の色をしていて。
そろりとまるで仔猫をじゃらすみたいに喉元を這う青峰の指先がひどくいやらしいものに思えて、ドクンと鼓動が跳ねた。

「あお、」

震える声で名前を呼び終わるよりも早く、そっと重ねるだけの口づけが降ってくる。
少しだけかさついて、けれど柔らかい感触に一気に体温が上がって、離れようとする唇を追いかけた。
唇が触れるよりも先に体勢を入れ替えられ、膝の上に向かい合わせに抱え上げられる。
そうしてようやく視線の合う青峰も、たぶん自分も、笑えるほど餓えた表情をしていた。

「んっ…、ンン、っふ…!」

唇を重ねてすぐ、待ちきれないとばかりに青峰の舌が潜り込んでくる。
頭の後ろを青峰の大きな手が「逃がさない」の言葉の代わりにがっちりと押さえ込んでいて、けれどこちらも逃げる気などないから青峰の首に腕を回した。
目を閉じたまま、口内にある異なる熱を必死で追いかける。
舌先を絡め、口蓋をくすぐられるのに背を震わせ、青峰の指先が悪戯に耳の後ろをなぞってくるのに性感を煽られながら、ちゅ、ぢゅ、とはしたない音を立てながら青峰の舌を貪った。
つるりとした歯の並びをなぞり、誘うように焦れたように絡んでくる青峰の舌からときどき逃げ、けれど意地悪をされる前に存分に与えてやる。
食らいついているつもりがいつのまにか食らいつかれていて、終いには青峰の肩にすがるばかりになっていた。

「んぁ、ッ…は、ぁ、みね、く…っ」
「っ…、テツ、」

ぴたりと密着した下肢は、互いの興奮をダイレクトに伝えている。
近すぎてブレる、目の前にある青色が欲情に濡れて深みを増すのに「食われたい」とまるで生贄にでもなったような気分で黒子は思う。
あんなに無邪気に笑っていたはずの彼が、いったいいつからこんな匂い立つような雄の色気を有するようになったのか。
青峰の周りの女性が以前とは違う意味できゃあきゃあとうるさい理由がよくわかる。
こんな男臭い色気に中てられて、例え未熟だろうが雌の遺伝子がこの雄に反応しないわけがないのだ。

ならば、自分はなんなのだろう。
女になったつもりなど欠片もないのに、青峰が欲しくて欲しくて仕方ない。
青峰だってそうだ。
自分みたいな貧相な男に走らなくたって、彼の好むような肉惑的な女もよりどりみどりだろうに。
それでも黒子は自分が青峰しか求めていないことと、青峰が誰より強く自分を求めてくれていることを知っている。
おかしな話だ。根源的な生存本能だとか、子孫繁栄がどうだとか、二人の間にはなにもないのに。
なにもないのをわかっていて、どうしようもなく求めている。
それはまるでどこかに置き忘れてきた大切な何かを探すような。
いつか失ってしまった半身をようやく見つけて、がむしゃらに欲しているような。
馬鹿げたことだと自分でも笑ってしまうけれど、青峰とはきっと、ずっとずっと遠い昔に、「ひとつ」で存在していたのではないかと思う。
身体ではなくて、魂だとか、そういうものが。
何もかもが正反対なはずなのにそばにいるのが苦ではない。
落ち着くし、安心するし、ここにいていいのだと強く思う。
だから離れていたときにはまるで身を引き裂かれるように辛くて、苦しくて、切なくて、…「いらない」と言われても、諦められなかった。
もう一度彼に触れられたことと、彼が求めてくれたことはまるで奇跡みたいで、今でも少し、夢ではないかと不安になることがある。
それでもその度、言葉にはしないそれに青峰が気付いてくれて、甘やかして、抱きしめて、テツ、と、あの声で呼んでくれるから。
自分は、まっすぐに青峰に手を伸ばすことができるのだ。

「ん…っ、あお、」

スウェットの裾から忍び込んできた青峰の手をやんわりと押し止める。
なんだ、とわずかばかり不満そうに眉を寄せる青峰の瞼にそっと口づけて、はおられていただけの青峰のシャツを静かに落とす。
わずかに瞠られる青峰の目にどこか満足を覚えながら、

「…おい、テツ、」
「僕が。……します」

青峰が何事か続けるのを遮って、そう口にした。
ごくりと彼の喉仏が上下するのを見てとって、わざとらしく音を立ててそこに口づける。
綺麗に浮いた太い鎖骨に、続く褐色の肌にひとつひとつ唇を落として、指先で常よりも速い鼓動を確かめた。

かつて「ひとつ」で存在していたものが、いまは異なると言うのなら。
…それはきっと、愛し合うためだけに、「ふたつ」に分かれて存在するのだ。


◇ ◇ ◇


「ぅ、ん…ッ、ふう、んっ」
「っく、テツ…ッ」

ベッドに腰掛けた青峰の足の間、床にぺたりと座り込んで黒子は青峰の性器を咥えていた。
髪に差し込まれた青峰の手指が撫でてくれる心地良さと、見上げる青峰の表情に自らも煽られながら、口内に迎え入れた熱をしゃぶる。
先走りと唾液が粘着質で卑猥な音を立てて、やけに静かな部屋に響いた。
時折混じる青峰の耐えるような短い声と呼吸をもっと聞きたくて、必死で舌を這わせる。
口いっぱいに咥え込んでもまだ体積の余る青峰の性器は、いつ見てもよく後ろに挿入できるものだと我ながら感心してしまう。
凶悪、とでも表現できるような質量だ。
それでもこれに腹の奥を満たされることを思うと、ずしりと腰が重くなるのだからどうしようもない。

一度口から出して横から吸いつき、濡れそぼったそれを指で扱きながら袋まで咥える。
ちゅう、と吸いながられろれろと舌でねぶると、青峰の大きな手がぐしゃりと黒子の髪を乱した。

「ッは…!」
「ひもちぃ、れすか、」
「ばっか、喋んな…ッ」

クソ、と毒づきながら片目を瞑り、青峰の表情を窺って見上げる黒子の目を隠すように手を突っ張る青峰だ。
塞がれた視界の、その瞼の裏に感じいる青峰の表情を焼きつけて、黒子は育ち切った熱を愛撫した。
根もとから先端までを何度も往復し、彼の弱いところを指で扱き、やわやわと袋を揉んで刺激して、とぷりと溢れてくる体液を吸い上げる。
ちゅぷ、ぢゅぷ、と聞いているのが恥ずかしくなるような音に鼓膜を犯されて、余計に熱が上がるのがわかった。

「ッテツ、テツ…ッ」
「ん、んっ」

切羽詰まったような青峰の掠れた声は、耳に毒だ。
ただでさえ色気があるというのに、掠れが混じると途端に腰から崩れていきそうなくらいいやらしい。
苦味が混じって滴る体液を舐め取り、先端を咥え込んでぐるりとくびれをなぞって、割れ目に硬くとがらせた舌を這わせた。
飲み込みきれなかった唾液と先走りとが口の端から溢れていく。
ぬるりと喉元を舐めていく生温かい粘液に、何一つ刺激を受けていないはずの黒子もまた乱された。
追いこむように激しさを増す口淫に青峰の腹筋に緊張が走るのがわかって、目もとを隠すために突っ張られた手にも力が込められる。

「…っやべ、も、出る…ッ、おい、離せテツッ」
「んん、ぅ!」
「バ…ッ、ぅあ、っく…!」

離せ、と命じる青峰に従う義理なんてない。
込められる力に逆らうように再び口いっぱいに含むと、青峰の熱がびくびくと跳ねた。
浮いた血管をなぞり、裏筋を舌で擦って、じゅ、と一際強く吸いついた瞬間。

「っく、ぅ…!」

上がる声を噛み殺し、ぎり、と奥歯を噛み締めるようにして青峰は顎を反らし、黒子が咥え込んだ青峰の性器は、どろりと青臭い体液を喉奥深くに流し込んだ。

「んぐ、ん…ッ、ん…」

吐精する直前までは黒子の頭を遠ざけるべく力を込めていた青峰の手が、吐精の最中は逆に性器を咥え込ませるように固定し黒子が引くことを許さない。
本能的なものだったろうそれにわずかタイミングをずらされて、黒子はびゅく、と断続的に放たれる重たい粘液をどうにか受け止め、飲み込んだ。
ゆるゆると腰を揺すられ口の中を犯されるのも許してやりながら、注ぎ切って満足したらしい青峰がずるりと性器を引き抜くのにようやく大きく息をつく。

「ば…っか、なに飲んでんだよ!」

けほ、と小さく咳き込んだのに我に返ったのか、慌てた様子の青峰が声をかけてくる。
どろりと唾液やら白濁やらで汚れた黒子の口もとを指先で乱暴に拭われて、む、と黒子はわずかに膨れてみせた。

「うるさいです。キミだって僕が嫌だって言っても、その、飲んだりするでしょう」
「それとこれとは違ぇんだっつの…あー、も、あんますげぇことすんのやめろよ…」

片手で顔を覆い、俯いて頭を振る青峰に、何か気に食わないことでもしたのかと黒子は眉を寄せる。
青峰が欲しくて仕方ないから、青峰に気持ち良くなってほしくてしたのだけれど、何か下手にプライドでも刺激しただろうか。
そう思ってストレートに青峰に問えば、クッと彼の口角が持ち上がった。

「……違ぇよ、バカ」

そう言って青峰がゆっくりと目もとを覆った手をどける。
床に座ったままの自分と、見下ろす青峰の視線が交差して―――、黒子はぞろりと背を舐める感覚とともに、この男に「食われたい」と思ったことを思い出した。


「優しくしてやりてえのに、……めちゃくちゃに、犯したくなる」


小さく小さく呟いた青峰の声が、やけにはっきりと聞こえた気がする。
深い深い青色は、完全に捕食者の目で目の前に捧げられた獲物を捕らえていて。

「ッ、ア!」

突然下肢に走った鋭い快感に腰をびくつかせれば、青峰の足が黒子の脚の間をやんわりと踏みつけるように刺激していた。

「…どーしたよ、これ。ん?……オレの咥えてて、勃っちまった?」
「っや、や、足、やだ、やめ…っ」

勃起して下着を押し上げる黒子の性器をグリグリと弄ぶ青峰の足を両手で押さえようとするのに、青峰が俯いていた黒子の顔を上向かせる。
まるで台詞に似つかわしくない、優しい手つき。
頬を包み込むように大きな手ですくい、上半身を屈めて近づけ、青峰は黒子にだけ向ける声音でささやいた。

「やーらしいの、テツ。やらしくて……、すっげぇ、かわいい」
「あ…ッ」

鼓膜から甘い痺れに侵されたみたいに、全身から力が抜ける。
ぶるりと意識せずとも凍えるように肩が震えて、けれどそれは確かに期待と興奮からくるもので、そんなこと、青峰にはすっかりバレているのだろう。
黒子の前髪をさらりと払い、額を露わにしたせいでまるで中学生のときみたいに幼く見える黒子の頬に青峰がそっと口づける。
甘やかすようなその仕草は、黒子を堕とすための、罠。

「…どうしてほしい、テツ」

耳元に、とろりと注ぎ込むように。

「きもちよく、してほしいんだろ」

そっと髪をなでつけ、唇を、頬を、耳を、指先で優しくたどりながら。


「………脱げよ。」


ぺろり、舌舐めずりをする、鮮烈な青に射抜かれてしまえば、
その命令に逆らえるはずも、なくて。






「誰かはよ」って呟いたのに言い出しっぺの法則だそうなので…前半戦です。
青黒のHする順序は・・・キス→フェ○チオ→口内射○→愛撫→潮吹き→挿入→中出し→終了です!
http://shindanmaker.com/181542
こっからずっと青峰のターン!